環境Eco選書 北隆館

書名 チョウの行動生態学
編者 井出純裁編編
体裁 A5・333頁+カラー口絵4葉・カバー
発行年 2022年
定価 3,630円(送料別)
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解説 行動生態学は、動物の行動がもつ生存と繁殖における機能を研究します。その艶やかな姿でチョウは人の注意を惹くと同時に、昆虫には珍しく昼間に活動するために行動生態学の研究に多くの素材を提供して来ました。とくに求愛行動が含まれる配偶行動は、驚きの発見に満ちています。本書では、第一線の研究者たちが、チョウの幼虫から成虫に至る行動の興味深い生態の事例と解釈・理論を分かりやすく紹介します。また同一種内の生態ばかりでなく、チョウの食害に対する植物の反応、鹿の植物採食に対するチョウの応答等、「種間相互作用」の興味深い先進的な事例も紹介します。

目次

はじめに(井出純哉)

総論

蝶の行動生態学への招待(井出純哉)

Ⅰ.幼虫の行動

ある種のチョウの幼虫がもつ頭部突起の役割(香取郁夫)
アカタテハの巣作り行動(井出純哉)

Ⅱ.成虫の行動

シロオビアゲハの行動擬態と翅模様の光学的性質(来田村 輔・近藤勇介)
チョウの訪花行動に対する捕食者と他のチョウの影響
~多摩動物公園での大量データをもとに~(田中陽介・深野祐也)
アゲハチョウの交尾をつかさどる化学シグナル(大村 尚)
アサギマダラの生態とその特異な配偶システム(本田計一)
ベニシジミの配偶行動:雌雄双方の立場から(井出純哉)
ヤマトシジミの追跡観察:環境指標生物としてのチョウ(檜山充樹)

Ⅲ.生活史

キタキチョウの越冬前交尾とオスの生活史の多型(小長谷達郎)
イネ科植物を食草とするウラナミジャノメ属における食性と化性の進化(鈴木紀之)
草原性チョウ類の生活史特性と分布様式から考える日本の草原の本質(大脇 淳)

Ⅳ.種間相互作用

ムラサキシジミ類によるアリ植物の利用(清水加耶・市岡孝朗)
ゴマシジミの食害に対する食草の補償反応(内田葉子・大原 雅)
寄主植物の量と質を介したシカとジャコウアゲハの間接相互作用(高木 俊)
シカ-イラクサ-アカタテハの進化的相互作用(佐藤宏明・甲山哲生)
モンシロチョウ属の繁殖干渉(大秦正揚)

Ⅴ.科学哲学

チョウの行動生態学における前提に関する諸問題(竹内 剛)

索 引
和名索引・学名索引


書名 日本のハンミョウ
編者 堀道雄編
体裁 A5・326頁+カラー口絵14葉・カバー
発行年 2019年
定価 3,630円(送料別) 
2冊在庫

目次 
Ⅰ.ハンミョウ類の系統進化と分布
1 ハンミョウの系統分類と日本のハンミョウ相(堀道雄)/2 日本のハンミョウ類の来た道(辻かおる・曽田貞滋・堀道雄)

Ⅱ.ハンミョウ類の生態
1 ナミハンミョウの生態(堀道雄)/2 シロヘリハンミョウ類の生態(佐藤綾・堀道雄)/3 シロスジメダカハンミョウの生態(山本捺由他)/4 ヤエヤマクビナガハンミョウの生態(榎戸良裕)/5 トウキョウヒメハンミョウの生態(松本行史)/6 ハンミョウ類の生息場所と種間関係(堀道雄・佐藤綾)

Ⅲ.ハンミョウ類の保全
1 能登半島のイカリモンハンミョウ(上田哲行・百瀬年彦・長野峻介・水田陽斗)/2 三重県のカワラハンミョウ(亀山剛・加藤義隆)/3 徳島県のルイスハンミョウ(渡辺雅子・上月康則)/4 小笠原諸島兄島の絶滅危惧種オガサワラハンミョウ(苅部治紀・橋村正雄・森 英章)

〈コラム〉①日本産ハンミョウの学名と読み(荒木崇)/②ナミハンミョウ類の内袋(福田侑記・小川遼・堀道雄)/③東京のナミハンミョウとトウキョウヒメハンミョウ(松本行史)/④能登はんみょう海岸の砂の特性(百瀬年彦)/⑤手取川の砂で涵養された砂浜の広がり(百瀬年彦)/⑥伊豆大島のカワラハンミョウ(松本行史)


書名 チョウの分布拡大
編者 井上大成・石井実編
体裁 A5・457頁+カラー口絵4葉・カバー
発行年 2016年
定価 5,040円(送料別)
目次
総論①:様々な要因によるチョウの分布拡大(井上大成)

Ⅰ.注目される種の分布拡大の経緯と現状

1 ミカドアゲハの分布拡大と遺伝的分化(長田庸平)/2 茨城県周辺におけるウスバシロチョウの分布拡大(佐々木泰弘)/3 愛知県矢作川流域のウスバシロチョウの動態(間野隆裕)/4 富士山麓におけるウスバシロチョウとオオムラサキの分布拡大(清邦彦)/5 神奈川県におけるスギタニルリシジミの分布拡大(岩野秀俊)/6 クロマダラソテツシジミの爆発的分布拡大(平井規央)/7 ツマグロヒョウモンはなぜ北上したのか(津吹卓)/8 神奈川県におけるコムラサキの分布拡大(針谷毅)/9 アオタテハモドキの分布拡大(平井規央)/10 ホシミスジの分布拡大と化性(福田晴男)/11 長野県におけるクロコノマチョウの分布拡大(中村寛志・井原道夫・江田慧子)/12 カラフトセセリの侵入と分布拡大(島谷光二)

Ⅱ.各地で何が起こっているのか?

1 北海道におけるチョウの分布拡大(黒田哲)/2 東北地方におけるチョウの分布拡大(阿部剛)/3 南関東におけるチョウの分布拡大 (久保田繁男)/4 長野県におけるチョウの分布拡大 (田下昌志)/5 静岡県におけるチョウの分布拡大(諏訪哲夫)/6 石川県におけるチョウの分布拡大(松井正人)/7 近畿地方におけるチョウの分布拡大(森地重博)/8 四国地方におけるチョウの分布拡大(窪田聖一)/9 中国地方におけるチョウの分布拡大(淀江賢一郎・後藤和夫・難波通孝)/10 九州及び南西諸島におけるチョウの分布拡大(金井賢一)

Ⅲ.様々な視点からチョウの分布拡大を捉える

1 熱帯におけるチョウ類の分布拡大と人為のかかわり(松本和馬)/2 九州におけるタテハモドキの分布拡大とコンピューターシミュレーションによる今後の予測(紙谷聡志)/3 大陸産アカボシゴマダラの移入・拡散による在来種ゴマダラチョウへの影響 (松井安俊)/4 名古屋市におけるムシャクロツバメシジミの発生と駆除活動(間野隆裕)/5 オオモンシロチョウの分布拡大と天敵寄生蜂の関係(田中晋吾)/6 外来植物を利用する希少種Ⅰ―ミヤマシジミ―(江田慧子・中村寛志)/7 外来植物を利用する希少種Ⅱ ―シルビアシジミ―(坂本佳子)/8 外来植物を利用する希少種Ⅲ ―ツマグロキチョウ―(高橋匡司)/9 海外におけるチョウの分布拡大と動態(北原正彦)/10 在来種の放チョウによる分布拡大(矢後勝也)

総論②:分布型と生活史特性からみたチョウ類の分布変化(石井実)

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