路傍の昆虫記 南九州の虫たちを追いかけて
成見 和總
  南方新社
A5・184頁(カラー口絵4葉)・カバー・帯
2006年8月20日発行
価格2,000円+税(送料別)

南九州で観察できる昆虫を取り上げ、その生態を写真も入れ紹介している。著者は以前「南の島の昆虫記 トンボ編」も出されているトンボ屋で、今回の本でもトンボについて書かれている部分が多い。

目 次
第1章 トンボの話
1 自然破壊のバロメーターは日本最初のトンボ ハッチョウトンボ
2 分布地を広げる北上種 ベニトンボ、アオビタイトンボ
3 絶滅が心配されるトンボ ベッコウトンボ
4 生きるための知恵「縄ばり」と「すみ分け」 ヨツボシトンボ、タイワンウチワヤンマほか
5 海を渡るトンボ ウスバキトンボほか
6 3億年の歴史を語る生きた化石 ムカシトンボ
7 珍しい交尾「3連結」と、「潜水産卵」 ナカハグロトンボほか
8 分布境界線の決め手は古い小型トンボ コシブトトンボほか
9 最普通種の変遷 シオカラトンボほか
10 トンボの生と死15態 オジロサナエほか
第2章 虫たちの話
1 集団で冬眠、蝶のクリスマスツリー リュウキュウアサギマダラ
2 泡盛の好きな「木の葉」 コノハチョウ
3 “異常大発生”の農害虫 トノサマバッタ
4 教科書に出てくる昆虫 モンシロチョウ
5 異種の交雑と同種雌雄の中間型 スジボソギンヤンマ、ナガサキアゲハ
6 同種内での色違い コフキトンボ
7 昆虫の世界にも押し寄せる交通事故死 モンキアゲハほか
第3章 昆虫の世界へ
1 すばらしい昆虫たち
2 トンボとは?
3 昆虫観察のポイント
4 理科自由研究ガイド
資料 “保護指定”のためのチョウの採集禁止 喜界島のオオゴマダラ