書名 沖縄昆虫誌
著者 
東 清二
形態
 
A5・276頁+カラー口絵16葉・カバー
発行年
 2013年
定価
 2,800円(送料別)

備考 
著者は琉球列島の昆虫研究者の第一人者として知られ、長きにわたって琉球大学昆虫学教室の教授を勤められきました。
本書では著者の長い研究生活の中で、取り分け想いの深い昆虫の観察、沖縄の社会とそれが生み出した文化の中に息づく昆虫、そして特徴ある昆虫相がいかにして成り立ったのか。更に近代以降の沖縄の昆虫研究者の群像とその成果を次代の研究者へ伝えるため整理し、そして開発によって自然破壊と環境それ自体の変化による昆虫の危機が明らかにされている。著者には沖縄昆虫野外観察図鑑など多数。

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目 次
第1章 昆虫とウチナンチュウとの関り
 1.昆虫方言
 2.流歌、民謡にみる昆虫
  (1)おもろそうし
  (2)踊り、民謡にみる昆虫
  (3)流歌
 3.行事−虫ばらい、あぶしばらい
 4.虫とり遊び
第2章 琉球列島の昆虫相とその特徴
 1.各諸島、主要島の昆虫種類
 2.琉球産昆虫類の分布型
 3.琉球列島の地史と昆虫相の成立
  (1)地史-概略
  (2)昆虫相の成立
 4.島嶼性と昆虫の変異
 5.琉球の昆虫相の特徴
第3章 さまざまな昆虫との出会い
 1.トンボ目、2.小さな目、3.バッタ目、4.ヨコバイ目、5.カメムシ目
 6.コウチュウ目、7.ハチ目、8.ハエ目、9.チョウ目
第4章 昆虫研究史と物故研究者の業績
 1.沖縄産昆虫の研究史
  (1)黎明期(1800年代)
  (2)開拓期(1900〜1925年)
  (3)昭和発展期(1926〜1940年)
  (4)戦争混乱期(1941〜1959年)
  (5)発展期(1961〜1987年)
第5章 レッドデータおきなわの昆虫類